
けーじぇいです。今回は入れている人もいるかもしれません。広告ブロック機能についてご紹介していきます。結構影響が大きいようで実はそんなに影響がなかったりもします。
広告は非常に重要な産業ですがやっぱり、サイトは見やすい方がいいですよね。
私は、広告から何か気づきを得られる事もあるので広告ブロックは入れてないです。
広告ブロックとは?
かなり前にiOS9以降に搭載された「広告ブロック」をご存じでしょうか?
この機能はその名の通り、サイトやブログに掲載されている広告をブロックしていく機能です。
さて、ここまで書けば頭のよい皆さんは分かりますよね?
そう、「この広告ブロックによって広告収入が減るのでは……?」と。
ブログやサイトをしている私たちにとって広告収入はとても大切です。
しかし、その広告をブロックされてしまえば収入はかなり減ってしまう……。
そしてブログやサイトを運営し続けることが出来なくなり最後には……。
と悪い想像が頭を飛び交うでしょう。
しかしご安心ください!!実は広告収入の影響は僅かです!!
今回はこの「広告ブロック機能」について説明していきます。
もちろん広告売上の影響や、ブロックさせないようにするための工夫について紹介していきます。
ブロックされる広告とされない広告の一覧もまとめて書いていこうと思いますので、広告収入の減少を限りなくゼロへ抑えていきましょう!
そもそも広告ブロックって?
「広告ブロック」別名:アドブロック コンテンツブロック、と呼ばれていますが、そもそもそれは何だと思いますか?
まずはそれを説明していきたいと思います。
広告ブロック機能とは、ネットに上がっているサイトやブログに必ずと言って良いほど出てくる広告を表示しないようにする(ブロックする)機能のことです。
これはネットを利用している人たちにとって、利便性を考えた処置になっています。
ネットで検索したブログを読む際、上やら下やら横やら、どこでも出てくる広告は正直言って邪魔ですよね?
だったらその広告を消しちゃいましょう!っていうのがこの機能というわけです。
利用者側で考えればそれはとても便利で嬉しい機能であることに変わりは無いのですが、
ブログやサイトについている広告で収益を得ている人からすれば、正直言うとあまり嬉しくない、むしろいらない機能というわけです。
もしもこの先、更に広告ブロック機能が普及してしまえばブロガー達にとっての収益源がなくなってしまうということになるのですから……
iOS9と専用のアプリが必須
もっと詳しく説明していきましょう。
広告ブロックが搭載されている「iOS9」以降のソフトは、iPhoneやiPad向けに提供されているOSです。
だから、広告ブロック機能を使うためには「iOS9」が搭載されている新しい機種を持っているor古いOSをアップデートしiSO9にしている
ということが必須条件となっています。
また、iOSのネットを見るためのソフト(ウェブプラウザ)は、一般的には「Safari」です。
しかしこの「Safari」、これに搭載されているブロッカーは、これだけでは機能しないのです。
ブロックを機能させるにはサードパーティが提供する「広告をブロックするアプリ」が必要になってきます。つまりはSafariのブロック機能だけでは広告を消すことが出来ないのです。
Safariのブロック機能を使用するためにはApp Storeからアプリをインストールする必要があるという訳なのです。
こういったアプリは基本的には有料で、120円~240円ほどかかります。
これらを購入した後、持っているiPhoneやiPadの設定を変更していくことで、広告ブロックはやっと有効になるというわけです。
(無料のものもあるらしいですが、ブロック性能が低いためあまりおすすめはしません)
広告ブロックの性能
今回は「Crystal」を使用した時の広告の有無を調べてみました。「Crystal」は有料アプリでは総合ランキング2位を獲得しているため、結構な人が利用していることが窺えました(やっぱり広告邪魔なんだなぁ)。
120円と缶ジュース1本分の値段であるこの広告ブロッカーは果たしてどれだけ広告を消しているのか……!!
広告名 | ブロックされたか |
AdSense | ブロックされた |
Criteo | ブロックされた |
Amazon | 表示された |
楽天 | 表示された |
tapone | 表示された |
nend | 表示された |
Yahoo!広告 | される広告とされない広告がある |
Google AdWords | ブロックされた |
AdLantis | ブロックされた |
i-mobile | 表示された |
AMoAd | 表示された |
Yahoo!スポンサードサーチ | 表示された |
Bypass | ブロックされた |
A8.net | 表示された |
※1つずつ調べましたが漏らしや間違いがある可能性は否定できないので、運営元で必ず調べてください
※間違いや「こうだった」という指摘があればコメントから教えていただけると幸いです。
と、こういった結果になったそうです。おそらくは順次変更される部分があるため、今は大丈夫だろ、とたかをくくってはいけなさそうです……。
表示されなくなったらちょっと困るのは、A8やJANet、アクセストレードやレントラ、フェルマ………などでしょうか?
アフィリエイトASPであるこのあたりの広告がブロックされるような事態になってしまえば、少々困るどころではないでしょう。
こういうリスクを考えながらマネタイズの多様化を考えてしていかないといけないとなると更に頭を抱えることとなりそうです。
どれくらいの影響が出る?
さて、1番重要な「どれほどこの広告ブロックが機能することで収益に影響が出てしまうのか」について考えていきましょう。
私的には、個人で経営しているブロガーやアフィリエイターが被害に遭ってしまう影響は
実質、収益の5%なのではないでしょうか??
いやいや!!今まで散々「影響出る」とかいっておきながらそんな少ないわけないじゃん!
と考えたそこの貴方!!!
ちゃんと根拠はありますよ。まずはそれを説明させてください。
個人のブロガーやアフィリエイターの収益の約90%をモバイルやタブレットが占める割合としましょう。
現在iOS14が出ており、シェア率は90%以上です(2021年6月現在)。
さらに1ヶ月に1回以上スマホで何か有料サービスやアプリを利用している人は %ほどといわれています。
この中で広告ブロックのアプリを購入し、設定まで辿り着く人は何%いるでしょう?
3割ほどいれば良い方なのかなって感じに思います。
売れているブロックアプリと言うこともあるので、こういったコンテンツブロッカーが出てくると考えてもせいぜい半分ほど……ではないでしょうか。
さて、今までは使用者側の立場で考えてきましたが、次は私たちブロガー側で考えていきましょう。
ネット収益のうち、アドセンス広告はどれくらいでしょうか?
一般的には2~5割程度がアドセンス収益で構成されているのが多いとは思います。なので最終的には
収益の半分を占めている人でも
8割を占めている人でも
と、単純に計算してみたらたったこれだけなのです。
専門家はどう考えている?
スイスの金融機関に所属している分析官のお偉いさんは以下のように話しています。
iOSの広告ブロックがもたらすであろう影響力は2,016年に10億ドル前後。
世界の広告費の全てのうちでたった0.5%であり、モバイル広告と限定しても1.3%だろう
お偉いさんが言っているんです。説得力ありますよね?
iPhoneの普及率の高い日本の状況を鑑みても
影響度が10%以上になることはあり得ないのではないでしょうか?
そもそも、広告ブロックアプリをお金を出してわざわざ購入するような人、殆どいないでしょうし
そんなに広告が嫌いな人だったら、そもそも広告をクリックしてくれる、なんてこともしないでしょうから、ブロックされたって何の問題もありません。
ですが完全に安心してはいけませんよ。
今後はアプリを使わずともブロックできるようになったり、アップデート時にコンテンツブロッカーを推薦してくる仕様になる可能性も否定できません。
さらにはAndroid機種でも同じような機能が搭載され、誰も広告を見てくれない……なんて事態になる可能性はなきにしもあらずです。
対応策を講じてみよう
では広告ブロックをかいくぐることが出来る対応策をいくつかあげていきたいと思います。
AdSense以外の広告にする
1番シンプル且つ分かりやすい対応策です。また有効であるとも判断します。
今のところはこの、アドセンス広告へのブロック率が高いので、
これ以外に広告を切り替えてしまえば問題は解決します。
アフィリエイト広告の比率を増やしてみる
クリック課金型広告を導入してみる
などなど、アドセンス広告以外のやり方もあるのでしっかり変更していきましょう。
ただ、今後の動向によってはブロックされてしまう可能性も十分にあるので根本的な解決は難しいです。
広告以外の収益を目指す
殆どのビジネスにとってマネタイズの多様化によるリスク分散は大切なことです。
書籍化や、ネットワークを利用しない広告など、
あらゆる収益方法を獲得することで収入を確保していけます。
広告ブロックを外して貰う
1部のメディアでは少し見受けられるこの方法。
「ブロックしてたら正常に見られないからブロック外してね」という構文を出すことで、「見られないなら」と相手にブロックを解除して貰う方法です。
あまりよいと言える方法なのか?とは思いますが、読者が外してくれれば確かに広告は表示されるようになります。
あまりスマートではない気がします……。
Googleの神対応を待つ
アップル会社のこういった対応は、Googleとの対立構造をより深めようとする動きなのです。
Googleはある意味広告収入に依存している企業と言って良いでしょう。実際多くの広告を私たちは見てきているはずです。
ということは、広告が減って困るのはGoogleも同じ。
このまま黙って収益が減るのを見ているGoogleではないと思います。
だからこそ、Googleの対応を待つ、というのも手なのかも知れませんね。
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